晩夏に寄せて

地蔵盆も昨日終わって、残暑は厳しいものの季節は確実に動いていると感じる晩夏。

これはこれで、何かしら心地良いもの悲しさが好きです。


思い起こせば、5月のコロナ五類以降以後、急激に仕事が増えました。

特に7月から8月前半にかけての「戦争」や「原爆」に関連する広島から東京までのツアーのコンサートは、この歳になって誠に恥ずかしいですが、戦争や原爆について改めて深く思考するに及びました。


ここのところ、戦争反対系のブログになってしまって、思想家でも活動家でも宗教家でも、左翼でも右翼でもない僕は、実はとても戸惑っています。

もっと言えば、めちゃ嫌です。

音楽のことだけのブログにしたいです。。

しかし

「思ったこと」を「思った時」に文章で残しておきたいので書かせていただきます。



政府、国会議員、官僚、国政から地方政治に至るまで全て出鱈目ですね。

国や街のことなどまるで考えず、私利私欲と保身しか考えていない、クオリティーの大変低い人々が政治をする国や街の悲劇。

国があんなだから、地方も酷い状況です。


そんな中、国民の心が荒れないはずがないと思います。


昨日、レッスンでお弟子さんから「先生、こんな人のこんな詩を見つけました。」と教えていただきました。


実に的確で、僕は共感しました。

ここに掲載させていただきます。


人々の良心を「麻痺」させ、思考を「停止」させることで戦争に突き進む。


息子や娘、そして孫たちのために、


芸術や文化で、武力戦争をなんとか止めれないものか。





「明日戦争がはじまる」

宮尾節子


まいにち

満員電車に乗って

人を人とも

思わなくなった

 

インターネットの

掲示板のカキコミで

心を心とも

思わなくなった

 

虐待死や

自殺のひんぱつに

命を命と

思わなくなった

 

じゅんび

ばっちりだ

 

戦争を戦争と

思わなくなるために

いよいよ

明日戦争がはじまる

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