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レッスン6

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<Swingって何?> 「イエ〜イ!めっちゃスイングしてるやん!」とかおっしゃるお客様、ライブでたまに見かけますよね。 この言葉から、演奏を気に入ってもらえてる、って感じるし、演奏する側は、めちゃ嬉しいですよね! ここではその「スイング」って何なのか考えてみようと思います。 スイングの定義、ボクは観点が2つあると思っています。 一つは「感覚的」な観点、そしてもう一つは「理論的」な観点です。 「感覚的」な観点ですが、これはもう演奏を聴いた人が、言葉で表せなくても 「スイングしてる!」って感じたら、それでいいやん!なんです。爆) 一方、「理論的」(数学的)に定義してみますと、 拍には「表と裏」があります。 4分音符1拍を「表と裏」に分割しますと、8分音符が2つとなって、一つは2分の1ですよね。 次に、4分音符1拍を「1拍3連」3分割します。 するとその一つは3分の1ですよね。 「2分の1」と「3分の1」のタイム差は「6分の1」となり、 このタイム差こそが「スイング」と定義されるのです。 ただ、こんなことは、意識して演奏するものではありません。 ジャズは喜怒哀楽や情熱そして冷静を持って演奏されますので、その時々で、さまざまな局面があり、スイングする時もあれば、しない時もあります。演奏する人は自分が信じることを演ればいいでしょね。 で、とわ言え、スイング感を会得したい人は、先ほどの理論的な定義の理解に加え、たくさんの名演奏を聴いて聴いて聴き倒して、身体の中に染み込ませましょう。

レッスン5

<演奏現場において使用頻度の高い音楽用語・慣用的用語・譜面情報〜その2〜> 用語は現場で使ってくださいね。 5)用語と記号について ・Verse=前歌=Tempo Rubatoで歌うことが多いです。 ・Intro=イントロ=曲本編に入る前の前振りですね。 ・Chorus=コーラス=曲本編です。 ・Interlude=間奏 ・Ending=曲を終えるための部分 ・フェルマータ=定量時間の延長 ・rit(リット・リタルダント)=テンポを次第に落とす ・循環進行=1度ー6度ー2度ー5度ー3度ー6度ー2度ー5度の進行 ・逆循=循環進行の中の3度ー6度ー2度ー5度の部分 ・Riff=リフ=本来は「リフレイン」(繰り返し)のことですが 「セカンドリフ」などと言うように、メロディそのものを指すこともあります。 ・セーニョマーク=どんな記号か調べてみてください。 ・D.S.=ダル・セーニョ(セーニョマークに飛ぶ) ・codaマーク=どんな記号でしょう!? ・coda=コーダマークに飛ぶ ・リピート記号=こりゃわかりますよね。 ・fine=フィーネ(終わり) ・bis(ビス)=2回(イタリア語)←繰り返す時によく使う ・ter(テル)=3回(イタリア語)←あまり使わないな〜。 ・quater(クアテル)=4回(イタリア語)←ほぼ使わんわ。 ・ト音記号、へ音記号・ハ音記号=調べてね!笑

レッスン4

  <演奏現場において使用頻度の高い音楽用語・慣用的用語・譜面情報〜その1〜> ここではリードシートやリハーサルでよく使われ、知っておきたい用語を羅列しますね。 知っておくと、さまざまなことがスムースにいきますよ〜。 1)速さ ・ ♩= 60.ca   ( ca は circa (チルカ)の略で「約」の意味)   ♩= 60 は時計の秒針の速さ ・ Up tempo/Medium/Slow など 2)リズム ・ Swing/Ballad/Bossa/Samba/Latin/8/Afro などなど。 3)音符 ・ ♩ → 四分音符、♪ → 八分音符 三連符・休符は調べてみてください。 4)「4分の4」の譜面を演奏する時 ・ in2 で読む= 2 拍ずつリズムをとる ・ in4 で読む=譜面のまま ・ Double Time =倍= 8 分音符で 8 拍のリズムをとる

レッスン3

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<譜面はなぜ重要なのか> まず譜面の定義が必要ですね。 譜面というのは、全てが書かれているものを指しますので、ここでは、ジャズについてお話ししますので、譜面というより「リードシート」と言った方がいいかもしれませんね。 リードシートは、楽曲の地図であり、絵画であり、演奏者の共通言語です。 リードシートには、必要最小限あるいは最大限の「情報」が書かれています。 プロを自称されているジャズシンガーの方は、ピアノの鍵盤で、コードを押さえることくらいはできるようにしましょう。また「シンコペーション」や、「◯拍目の裏」とかくらいは、キャッチできるようにしたいものです。 音楽を造っていく過程のリハーサルにおいて、同じリードシートで細部を構築するわけですが、シンガーがリードシートすら読めなければリハすらまともにできない状態となるのです。 ちょっと横道にそれますが、現状において、自称プロジャズシンガーの人は、譜面は愚か、リードシートさえも読めない方が多く見受けられます。 全ては、ピアニストをはじめとするプロのサポートミュージシャン任せ。 特に、コードの変化や、リズムの「決め」など、自分が唄う歌のサウンドクリエイトを、センターで唄う者の責任をとても果たすことができない状態の方が、ワンマンのライブなどされることも多々あり、そのライブにミュージックチャージが存在することに、強い違和感を覚えます。 リードシートすら読めない方は、プロではないはずですので、少なくともミュージックチャージの存在意味はありませんので¥0にするべきですね。 え?ミュージシャンへのギャラ?お店の取り分? それは、当然、シンガーが自腹で払うべきですね。笑 (それに、プロのミュージシャンに対して、事前に定額ギャランティーを提示しているのでしょうか!?チャージバックに付き合わしてませんか!?それで「仲間意識」を共有した気持ちになっておられませんか!?) 厳しいかもしれませんが、ここのところを、なーなーにしているので、今の日本のジャズ界は、音楽の内容も業界全体の発展も沈下していると私は思っています。 プロは、よりプリらしく、アマは、よりアマらしく。 ケジメつけましょう。 今夜は、ちょっと愚痴っぽくなってすみません。 m(_ _)m

レッスン2

<音楽ジャンルについて> 「音楽にジャンルはない。垣根はない。」という言葉は、ある側面(聴き手の心の有り様や感動というキーワード)から見ると正しいと言えますね。クラシックでもジャズでも感動する演奏はあります。しかし、下記の要素を勘案した側面から見ると「音楽には厳然とジャンルがある。」と言えるでしょう。 分類方法はいくつもありますが、ここでは (A)音楽的・(B)歴史的・(C)地域的(民族的)の3つ要素のうち、 (A)の音楽的なジャンル分けに基づいて、読者の皆さまにとって必要かつ身近なジャンルについてその違いと共通性について説明したいと思います。 邦楽(雅楽等)を除く 「クラシック」「ジャズ」「ロック」「ラテン」の4つに分類してみます。 これらは、意外なことに共通の理論に基づいて構築されています。というか、理論は後付けですので、洋楽の共通言語としての理論が構築されてますね。 で、それら理論の使用部分と使用頻度に、ジャンルによって偏りが自然に発生し、「音楽の3要素」(メロディー・ハーモニー・リズム)が異なるため、ジャンルの違いを感じるのです。 クラシック以外の3ジャンルの音楽、中でもとりわけジャズは、演奏中あるいは演奏前に、多くの理論を使用します。感性や情熱と理論が無意識のうちに融合され、演奏となって具現化された時に素晴らしい音楽となります。 さて、クラシックですが、初期は即興演奏だったものを採譜したものもあるようですね。特にバッハはジャズとして演奏されることも多々あるくらいです。 では、歌謡曲・演歌・J-POPは、どうでしょうか!? 上記4ジャンルを融合したものと言うことができます。 ですから、歌謡曲・演歌・J-POPのサポートミュージシャン・アレンジャーは、多くの理論を駆使できるジャズ系出身のミュージシャンが多いですね。 ジャンルによる理論の使用場所や、演奏や歌唱の方法論の違いを理解することは、初期の段階では知識として必要なことだと思います〜。

レッスン1

この「レッスン」というカテゴリーでは、音楽のごくごく初歩的なお話を気楽にしていこうと思います。 ここで取り扱う「音楽」というのは、人によって意見の違いや見解の相違が激しい部類の芸術かもしれません。でもそれは当然ですよね。 私は、私の経験と研究に基づいて感じたことを皆様にお伝えしますね。 ですから、議論をするつもりはありませんのでご了承くださいね。 ジャズの愛好家の皆さんは、様々な音楽歴を持った人、音楽経験がない人、アマチュアでライブを楽しんでいる人、プロとして各ジャンルで活躍されてる人など色々な背景を持った方々が「少しでも上手くなりたい」一心で日夜頑張っておられると思います。 その願望の達成に必要なスキルは「動機・手段・目的・目標」が明確であればあるほど上達は速くなるでしょう。これらにはもちろん普遍的な正解はなく、各自みな異なって当然です。 人生経験豊富な読者の皆さんのことですから、どうすることが良いかは自ずと判断し行動していただけると確信いたします。 このブログレッスンでは、皆さんがライブ現場で、アンサンブルを行うために、円滑に他のミュージシャンと演奏するために最低限必要な項目を皆さんにお届けできれば幸いです。 「遊びや楽しみ」目的でも「ライブ開催」目的でも、「プロ」目的でも、世界のどこに行っても、様々な人々と一緒に楽しく音楽ができるようになれば素敵ですね。 レッスン2以降をお楽しみに。