レッスン6

<Swingって何?>

「イエ〜イ!めっちゃスイングしてるやん!」とかおっしゃるお客様、ライブでたまに見かけますよね。

この言葉から、演奏を気に入ってもらえてる、って感じるし、演奏する側は、めちゃ嬉しいですよね!


ここではその「スイング」って何なのか考えてみようと思います。


スイングの定義、ボクは観点が2つあると思っています。

一つは「感覚的」な観点、そしてもう一つは「理論的」な観点です。


「感覚的」な観点ですが、これはもう演奏を聴いた人が、言葉で表せなくても

「スイングしてる!」って感じたら、それでいいやん!なんです。爆)


一方、「理論的」(数学的)に定義してみますと、


拍には「表と裏」があります。

4分音符1拍を「表と裏」に分割しますと、8分音符が2つとなって、一つは2分の1ですよね。

次に、4分音符1拍を「1拍3連」3分割します。

するとその一つは3分の1ですよね。


「2分の1」と「3分の1」のタイム差は「6分の1」となり、

このタイム差こそが「スイング」と定義されるのです。


ただ、こんなことは、意識して演奏するものではありません。

ジャズは喜怒哀楽や情熱そして冷静を持って演奏されますので、その時々で、さまざまな局面があり、スイングする時もあれば、しない時もあります。演奏する人は自分が信じることを演ればいいでしょね。


で、とわ言え、スイング感を会得したい人は、先ほどの理論的な定義の理解に加え、たくさんの名演奏を聴いて聴いて聴き倒して、身体の中に染み込ませましょう。








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