僕のジャズ1

クラシックを3歳から17歳までやってきたのですがジャズに転向しました。

クラシックでダイナミクスを指定されるのが嫌だったのです。自分はここはピアニシモで弾きたいのに、譜面にはフォルテと書いてあったりすることが納得できなかったんですね〜。

今は、それは自分の我儘だったと感じていますが、その時は、かっこよく言えば「より自由を求めて」ジャズに行った、って感じでした。しかし、後年、クラシックの重要性を痛感し、ジャズをより深めるためにも、クラシックを再度学ぶためにドイツに渡りました。

ジャズは独学でスタートし成人して随分時間が経ってから師匠につきました。スタートが独学だったことがとても良かったと今思えています。

演奏で何が行われているか、また、その思想と本質はなんなのか、悩み苦しみ抜いたことが、本当に良かったと感じています。後付けで正しい理論と照らし合わせたときに自分の悩みが無駄ではなかったと思えました。

今は、クラシックとジャズ両方の素晴らしさと奥深さを感じ、遅咲きではありますが、音楽を仕事にしたことをつくづく良かったと思っています。

※画像は「金谷康佑 Modern Jazz Quintet」(Bs/中嶋明彦・Ds/塩入基弘・Tp/藤井美智・As/西村貴行)


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