コロナと戦争とアーティスト〜その1〜 

今夜から3日間のシリーズです。


もう3年目に突入している新型コロナウイルス、

そして最近のロシアのウクライナ侵攻ですが、


このような非常時に、芸術家・アーティストが


「何を考え」「何を思い」「何をするのか」

「何を言うのか」「何を発信するのか」


は、とても大切で注目されるべきことだと思っています。


そしてその内容で、

芸術家・アーティストの「本性」を感じ取ることができると思っています。


コロナについては、当初、コンサートやライブやイベントの中止が、文化・芸術・演劇・音楽界に衝撃を与えました。

そんな時、これらの各界の様々な「声明」や「意見」を出されたのを覚えています。


今夜のブログでは、

ボクが残念に思っている方々について書きたいと思います。


▶︎まず、コロナ自粛が始まって、

ボクが最初にブチ切れたのは「星野源」さんに対してです。


皆さんもよくご存知の通り、

「うちで踊ろう」と言う楽曲を作られました。

様々なアーティストが様々なアレンジをして演奏して、それをユーチューブに流すという企画でした。

著作権フリーにされて、メジャーから無名まで、どなた様でも無断で好き勝手に演奏してもいいはずの企画だったのですが、当時の安倍首相がこの企画に乗ってアップされた時に、星野さんはインスタグラムに


「ひとつだけ。

安倍晋三さんが上げられた“うちで踊ろう”の動画ですが、

これまで

様々な動画をアップして下さっている沢山の皆さんと同じ様に、

僕自身にも所属事務所にも

事前連絡や確認は事後も含めて一切ありません


という記事をアップされたのです。


今までNHKのライフや映画などで大好きだった星野さんでしたが、この記事で彼の慢心に嫌気がさし、一転、大嫌いなタレントさんになってしまいました。残念!

また「うちで踊ろう」をアレンジしてこの企画に安易に乗っかったメジャーアーティスト(一般の方々は別ですよ〜、笑)も、ボクは軽蔑します。


▶︎そして次にご紹介するのは、

当時の文化庁長官の「宮田亮平さん」(元東京藝大学長)です。


このお方は、市井には、名もなく貧しく必死で頑張ってるアーティストが存在していることをたぶん知らないのでしょう。

彼が文化庁長官名で発出した声明を読んで、

ボクは、

ワナワナと身体中の「汗腺」が開いて「怒り」が込み上げてくる

のを感じました。


以下は抜粋です。


芸術家としても生きてきた私の人生を振り返っても、過去に幾度となく、災害などで文化芸術活動の継続が困難となる事態に遭遇しました。一方で、困難に直面した人々に安らぎと勇気を与え、明日への希望を与えてくれたのもまた、文化芸術活動でした。この困難な時こそ、日本が活力を取り戻すために、文化芸術が必要だと信じています。日本の文化芸術の灯を消してはなりません。

この困難を乗り越え、ウイルスに打ち勝つために、文化庁長官として、私が先頭に立って、これまで以上に文化芸術への支援を行っていきたいと考えています。

明けない夜はありません! 

今こそ私たちの文化の力を信じ、共に前に進みましょう。


芸術家として生きてきた方が役所の長官なんぞに就いていることがそもそも間違いでありますが、この方が先頭に立って何ができたのでしょう。


複雑怪奇な申請システムでほとんど通ることのない補助金制度で、真に頑張ってるアーティストを嘲笑う。

そしてみ〜んなわかっていることを偉そうに、美辞麗句並べて、

「明けない夜はありません。」って、

この方に言われなくてもわかってます。

結局、上から目線でしか芸術家を見ていないんですね。

※ちなみに、今の文化庁長官は、

あの「都倉俊一」さんです。←これまた微妙な声明ありですわ。。笑


閑話休題、だんだん「ぼやき漫才」みたいになってきたので、

今夜はこの辺で勘弁しときます。爆!


明日のブログは、

宮田さんよりもっと酷い、もっと何もわかっていない、北近畿と若手アーティストを食い物にしている劇作家の方について書こうと思っています。


(その1/その3) 



コメント

  1. 頑張ってください。私は金谷さんの本質的なものが私の魂を揺さぶり、ファンになりました。
    是非、思う存分、金谷康佑を発信していただきたいと思います⭐️

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