新番組「懐かしい昭和の話」

2月から「Radiotalk」を本格的にスタートしました。
毎週土曜日夜10時ごろからのライブ配信。
タイトルはこのブログと同じ「モジャゲの夜な夜な噺」で、だいたい1時間前後の放送時間です。

で、実は今日、新番組の収録をしました。

落ち着いて、声で「自分の昭和史」を語りたいな〜、って思ったんです。
時間は12分弱。週一の配信がやっとかな。。

タイトルは「モジャゲの『懐かしい昭和の話』」
〜世相から音楽までジャズピアニスト金谷康佑の昭和回顧録〜


今日収録したのは、第一話[昭和33年]です。
(一話につき一年で行こうと思っています。)

番組テーマ曲は「夜明け前」。
BGMは「真夏の夜の海の夢」。
エンディングテーマは「Diary」。
※全てオリジナル曲でオリジナル音源です。

第一話の配信は「4月6日(木)午前6時」です。
※番組中、収録が4月6日って間違って言っちゃいました。m(_ _)m

︎今回の内容ダイジェストとしては、
この年は、
・岩戸景気
・東京タワーの完成 
・明仁皇太子のご婚約
・プロ野球では長嶋・王の巨人入団
・フラフープブーム
・日劇ウエスタンカーニバル
などがあったらしいです。

ジャズのこの年の状況は、
アメリカでは
「ビバップからハードバップへの移行期」
と言える年です。

名盤としては、
・ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」
・キャノンボール・アダレイ名義ですけど、実質的にはマイルス・デイビスの「サムシン・エルス」などが挙げられますよね。

また、ピアノトリオのスタイルというか思想上の過渡期かもしれません。
誤解を恐れずに言うと、バド・パウエルのベース・ドラムス無視型から、ビル・エバンスに象徴されるように、ピアノ・ベース・ドラムス対等型への変化ですね。

あと個人的に嬉しいのは、
アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァ第一号「Chega de Saudade」がこの年だったんですね。


一方、日本では、
日本ビクター初の「ステレオ録音」レコード発売されたらしく、
・石原裕次郎 嵐を呼ぶ男
・平尾昌晃 ダイアナ
・小坂一也 監獄ロック
ロカビリー全盛でジャズはどうやったんかなー!?

ビッグ4

「Pf/中村八大、Ts/松本英彦、Ds/ジョージ川口、Bs/小野満」

がめちゃ頑張ってたらしいのですが芸術路線と大衆路線でみなさん苦しんでおられたらしいです。
いつの世も同じ悩みだな〜。。

昭和34年をどうぞお楽しみに~!



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