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魔法の黄色い靴

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今日は午前中、僕より5つくらい?年下の男性のレッスンでした。 彼は市民の安全を守る仕事に従事していて、定年も近づく中、音楽や農業などをすごく頑張って第二の人生の設計を着々と進められており、僕は尊敬しています。 彼は、かつて一世を風靡したバンド「チューリップ」が大好きでして、今レッスンしているのは、そのデビュー曲「魔法の黄色い靴」なんです。 それをピアノで弾き語りをしたい!とのご本人の希望で! 変拍子あり、転調ありのこの曲、なかなか大変なんですが。(^_^;) その難曲を、譜面も読めず、ピアノ経験のない彼には当然とても大変なことなんですが、とっておきの「誰にでも弾けるピアノ」のウルトラCで、楽しくレッスンしています。 どんなウルトラCなのかは企業秘密です〜!笑 年配で、ピアノ経験のない方が、趣味で楽しく弾けるようになりたいという場合、あまり基礎練習ばかりですと続かないですし、かといって、つまらない指のトレーニングも丸っきし省くわけにもいかず。。。 楽なことと、めんどくさくて面白くないことを、いかに、バランス良く練習していただくかが腕の見せ所ですね。笑 ※画像は記事とは関係ございません。 昨夜、呑みに行ってた宮津の「トップロープ」というBARです。 プロレスラー(覆面)の方がされてるんですよ〜。笑

ブルーノート

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「ならまち」にある老舗ライブハウス「ブルーノート」で3月19日に僕のQuintetで出演させていただきました。 このライブハウスが、まだ京都市内にあった時、一度だけ出演したのですが、奈良に移転してからは初めてでした。 僕は40代と50代の頃は、阪神間のお店を中心に演奏の仕事をしていましたが、地域柄でしょうか、ボーカリストを中心に仕事が回っている感じでしたし、集客はボーカリスト頼みという側面などを感じていました。 ボーカリストは女性がほとんどですので、ライブは自ずと華やかになります。 これはこれで、お店もボーカリストもミュージシャンも、そのビジネスモデルの中で諸々が成立しているわけですからいいと思います。 しかし、 それは僕が学生の頃のジャズシーンとは似ても似つかない状況だと感じています。 時代が変わった、で片付けることは簡単ですが、 今は、さまざまな理由で、ジャズがとても身近ですね。 かつてジャズは、 崇高で哲学的で論理的で難解で音楽的で芸術的で、聴く者を圧倒する「音楽のエネルギー」の塊でした。 僕にとってジャズミュージックは、おいそれと生半可な気持ちや努力、レベルでは、近づくことのできない 聖域 だったのです。(もちろん今もこの想いは変わりません。) 僕は、還暦数年前に、いわゆる「お店の仕事」は全て辞めました。 ジャズに対する畏敬の念を失いそうになったからです。 僕は自分をつくづく不器用だと感じています。笑 うまくバランスをとって頑張っているミュージシャンは山ほどいるのですが。。 僕は、今、その主戦場を「ホールコンサート」においていますが、ごく少数ですが、 僕が惚れ込んだライブハウスやお店 に出演させていただいています。 先日、ブルーノートに出演させていただいて強く感じたことがあります。 ここは、 出演者もお客様も、ホンマモンかどうか、炙り出される! って。 ここで演奏するには、 音楽に、エネルギーとオリジナリティーとメッセージが必要だ! って。 学生時代に持っていたジャズに対する「情熱と畏敬の念」を、演奏中に思い出して胸が熱くなりました。 ブルーノートはまさに僕が求めていたライブハウスだったのです。 ここ奈良のブルーノート、盛岡のK、名古屋のS、神戸のC、明石のP、岡山のT、広島のL、高松のS、松山のG、那覇のS、北谷のMなどなど、思いついただけを列挙しましたが

アンサンブルは楽しい 

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ジャズアンサンブルをやっていく中で、人の世全体にも当てはまることを感じています。 それは 「他者に寄り添う」 と言うことです。 ご承知の通り、ジャズアンサンブルは、アンサンブルを構成するミュージシャンが「アドリブソロ」をします。 アドリブソロをしているソリスト以外(特にリズム隊)は、バッキングをするわけですが、ソリストは時に奔放に「アウト」したり、歌物でもモーダルなスケールに基づくソロをします。 そんな時、 ついていってあげようよ。 フロントが何をしようと、我関せずは良くないと思いますね。 シンガーも、人のソロの時、全く聴いていないなー 、と感じることは多々ありますね。笑) ジャズのアンサンブルは、 バンドみんなでウインドウショッピングをしているようなもの です。 1人が、こっちの店でいいネクタイを見つけたら、みんなも「どれどれ」って見に行ってあげる。 そしてまた別の人が、別の店で、カッコいい上着を見つけたので、 またみんなが「おー、いいじゃん」って見に行ってあげる。 しかしながら、 音楽的に他者に寄り添うには、実は、相当な 「耳」「知識」「技術」 が必要です。 寄り添うためにも、勉強を積まなければならないですね。 「 いつでも」「どこでも」「誰とでも」「笑顔で」「寄り添う」 ことが アンサンブルには不可欠ですね。 アマチュアの方のセッションに参加すると、 ごく稀ですが「自分が、自分が」的な立ち振る舞いと演奏をされる方をお見受けします。 僕も含めて、ミュージシャンは、技術の未熟さを凌駕する「心」が必要ですね。 これらのことは、人の世にも通じてるように感じています。 「音楽」は「人」である所以ですね。 ※ 画像は 10 年前のものです。彼はこの 4 月から高校生。 素晴らしい少年であり、ピアニストです。

レッスン6

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<Swingって何?> 「イエ〜イ!めっちゃスイングしてるやん!」とかおっしゃるお客様、ライブでたまに見かけますよね。 この言葉から、演奏を気に入ってもらえてる、って感じるし、演奏する側は、めちゃ嬉しいですよね! ここではその「スイング」って何なのか考えてみようと思います。 スイングの定義、ボクは観点が2つあると思っています。 一つは「感覚的」な観点、そしてもう一つは「理論的」な観点です。 「感覚的」な観点ですが、これはもう演奏を聴いた人が、言葉で表せなくても 「スイングしてる!」って感じたら、それでいいやん!なんです。爆) 一方、「理論的」(数学的)に定義してみますと、 拍には「表と裏」があります。 4分音符1拍を「表と裏」に分割しますと、8分音符が2つとなって、一つは2分の1ですよね。 次に、4分音符1拍を「1拍3連」3分割します。 するとその一つは3分の1ですよね。 「2分の1」と「3分の1」のタイム差は「6分の1」となり、 このタイム差こそが「スイング」と定義されるのです。 ただ、こんなことは、意識して演奏するものではありません。 ジャズは喜怒哀楽や情熱そして冷静を持って演奏されますので、その時々で、さまざまな局面があり、スイングする時もあれば、しない時もあります。演奏する人は自分が信じることを演ればいいでしょね。 で、とわ言え、スイング感を会得したい人は、先ほどの理論的な定義の理解に加え、たくさんの名演奏を聴いて聴いて聴き倒して、身体の中に染み込ませましょう。

天佑庵ピアノホール

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 生後間もない頃から中2まで過ごした京都府宮津市に、兵庫県西宮市から2020年に移住!?(帰郷!?)しました。 そして古い町屋を改装して 「天佑庵ピアノホール」 を作りました。 目玉は、 1924年製のニューヨークスタインウエイA3。 2000年代に製造された粗悪なスタインウエイとは比べ物にならない凄い 「深みのある音」 です。(でもきっと「弾く人を選ぶ」楽器だと感じています。) コロナのため、柿落とし公演未だ出来ずです。 柿落としは、宮津ではなかなか聴けないクラシックの演奏家、そしてジャズの演奏家をブッキングするつもりです。 乞うご期待! コロナが落ち着くのは、治療薬次第だと思っており、今年中には何とか柿落とし公演ができるような気がしています。 で、昨日、表玄関横のお地蔵さんの花壇に 「馬酔木」 (アセビ・アシビ)が植わりました。 春も目の前! 今年は「いい音楽」を皆さんと演りたいし、聴きたいですね。

夜な夜な噺だし。。。

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 このブログのタイトルは「夜な夜な噺」だから「夜な夜な」なんか喋らんとね!笑 忘れないうちに書いときますが、、 読者の皆様からの 「コメント」欲しいわ〜! 頼みますー。 それにしてもコロナのおかげで、、、 仕事はほぼ0になるわ、 失った人間関係 もあるわ、、、。 ホンマ最低やね。 この際、何でもかんでも コロナのせいにしときましょ!爆 まー、でも、いろんなことが 「炙り出された」 感じがして、実は、コロナの期間は、ボクにとってはけっこう貴重な期間になっています。 それと、何といっても、音楽を熟成させたり、基礎練習したりじっくり考えて向き合うことができています。 毎日毎日、どこかでライブがあった時は、音楽を「ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」してる感じがあって、それが凄いストレスでしたね。 コロナが明けたら、ボクが宮津でやってる 「天佑庵ピアノホール」の柿落とし公演 を打ちたいし、 全国ツアー「音魂の旅」も再開 して、少なくとも、仙台・福島・岡山・広島・沖縄はすぐにでも飛んで行きたいですね。 梅雨の頃には、 治療薬が出回っていると嬉しいなー。

レッスン5

<演奏現場において使用頻度の高い音楽用語・慣用的用語・譜面情報〜その2〜> 用語は現場で使ってくださいね。 5)用語と記号について ・Verse=前歌=Tempo Rubatoで歌うことが多いです。 ・Intro=イントロ=曲本編に入る前の前振りですね。 ・Chorus=コーラス=曲本編です。 ・Interlude=間奏 ・Ending=曲を終えるための部分 ・フェルマータ=定量時間の延長 ・rit(リット・リタルダント)=テンポを次第に落とす ・循環進行=1度ー6度ー2度ー5度ー3度ー6度ー2度ー5度の進行 ・逆循=循環進行の中の3度ー6度ー2度ー5度の部分 ・Riff=リフ=本来は「リフレイン」(繰り返し)のことですが 「セカンドリフ」などと言うように、メロディそのものを指すこともあります。 ・セーニョマーク=どんな記号か調べてみてください。 ・D.S.=ダル・セーニョ(セーニョマークに飛ぶ) ・codaマーク=どんな記号でしょう!? ・coda=コーダマークに飛ぶ ・リピート記号=こりゃわかりますよね。 ・fine=フィーネ(終わり) ・bis(ビス)=2回(イタリア語)←繰り返す時によく使う ・ter(テル)=3回(イタリア語)←あまり使わないな〜。 ・quater(クアテル)=4回(イタリア語)←ほぼ使わんわ。 ・ト音記号、へ音記号・ハ音記号=調べてね!笑