投稿

ラベル(日記)が付いた投稿を表示しています

「苦労」という言葉にまつわること

イメージ
ひと昔前には 「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんてよく言われましたよね。 逆に今は 「苦労なんてしなくていい。」って言葉もよく聞きます。 そういうのを聞いて思うんですけど「苦労」って、売ったり買ったり(笑)とか、した方がいいとか、しない方がいいとか、って種類のものではないですよね。 自分の身の回りに起きることっていうは、 たいてい自分にとって「起こることが必要なこと」なんじゃないかなー。 つまり、運命とか運勢とかの観点から見ると、あらかじめ予定されていたことだと思うんですよね。 だからといって全ての「苦労の発生」を自分でコントロールできないか、というと、そうでもない。 自分の意思とは無関係に発生してしまう「苦労」はもちろんあるのですが、「Aの道を行くか、Bの道を行くか」という判断は、自分がするわけですから、選んだ道に進んだ結果、たいへんな苦労をしたり修羅場に巻き込まれたりすることは「自分が決めた結果」なんですよね。 30歳くらいの頃に読んだある書籍によると 「自分が生まれていく『親』さえも自分の魂が決めている。」とのこと。 僕には魂としての記憶がないので、本当のところは分かりませんが、自分の両親のことを思うに「魂の修行のためにこの両親の元に生まれ落ちることを自分の意志が選んだかも!」って思えてしまったりしますね。笑 で、その目的は「未熟な自分が(あるいは自分の未熟な魂が)少しでも向上するため」なのではないかと。 苦労ってその渦中にいるときに苦労だ!って感じることもあれば、 だいぶ時間が経過してから感じるものもありますよね。 ボクが今の若い人々に「苦労」について声をかけるとしたら、 きっと異論百出でしょうけど、 「AとBのどちらかを選ぶ場合、楽でない方を選んどきね〜!」です。 苦労は 1)自分の限界点を教えてくれる。 その時点での自分の器の大きさがわかるので、苦労を克服するための様々なスキルを向上させることに繋がります。 2)根拠のない自信を粉々にしてくれる。 時に人格を破壊してくれる人と出会うので、謙虚さを会得できます。 3)滅多にできない体験をさせてくれる。 その苦労の種類によりますが、ボクの場合は、父の会社の倒産から派生する出来事をたくさん体験できました。例えば、倒産の法的な事後処理の仕方とか、個人資産の残し方とか。笑 「音楽」に置き換えてみますと、 よく「

めちゃ久しぶり!日記です!

イメージ
お久しぶりです! 5月12日以来、 ハードスケジュールで疲れてしまってブログ書けませんでした。m(_ _)m 今日は日記風に赤裸々(笑)に記録したいと思います。 ▶︎5月12日(木) 京都祇園のジャズライブハウス「バハブラット」での金谷康佑クインテットライブに杉田あきひろが飛び入りしました。 バリバリのジャズのセッティングだったのですが、バンドを圧倒する迫力で見事に唄い切りました!ライブ終了後、お客様に祇園のBARに連れて行っていただき、舞妓さんと芸妓さんをこの歳で初めて拝見しました。 僕も杉田もノンアルコールだったので早々にホテルに入り寝ました。 ▶︎5月13日(金) 京都市内から宮津の天佑庵ピアノホールに入り、The NEOのリハーサルをコッテリとやりました。夜は美味しい海鮮を食べました。 ▶︎5月14日(土) 宮津市の伝統あるイベント「じょん・のれん」に出演しました。 重要文化財の旧三上家住宅の土間でThe NEOのパフォーマンスをコッテリさせていただきました。 天橋作事組のみなさまに大変お世話になりました。 打ち上げもとても楽しかったです。 ▶︎5月15日(日) 再び京都市内に戻り、某ホテルで「早稲田大学京都校友会」でThe NEOのパフォーマンスをさせていただきました。 杉田は慶應、僕は立命、他の方々はみんな早稲田。三つ巴の交流が楽しくできました。 なんといっても早稲田の総長先生とお話しできたのは感激しました。 また「早稲田の栄光」なる曲を、慶應の杉田と立命の僕が演奏するという実にシュールな構図がありました。 また、更には僕の叔父(故人)が早稲田ラグビーの花形だったので感慨深いものがありましたね。 終了後は、神戸に移動しての所属事務所本社に杉田と宿泊。 ▶︎5月16日(月) 杉田は衣裳のための採寸。ボクは西宮でレッスン。 ▶︎5月17日(火) 西宮でレッスン。夜走りで宮津へ。 ▶︎5月18日(水) じょん・のれんで使用した機材(PAとエレピ)を機材車から降ろす。 ▶︎5月19日(木) 天佑庵ピアノホールでレッスンだらけ。 ▶︎5月20日(金) 翌日の福知山でのライブの譜面書き。 ▶︎5月21日(土) 福知山在住のプロのジャズピアニスト美市川さん宅を訪問。 「レッスン・カフェ・ライブ会場・住居」を兼ね備えた素晴らしい古民家。 美市川夫妻の純粋で熱い想いと素晴

映画「ラストメッセージ」を観ました!

イメージ
上松道夫監督のドキュメンタリー映画 「ラストメッセージ”不死身の特攻兵”佐々木友次伍長」 を去る5月7日、大阪府茨木市で観てきました。 9回出撃し生還した特攻兵の生々しい証言の映画でした。 東京にお住まいの上松監督は、ボクの京都妙心寺でのコンサートや南青山マンダラでのコンサートにご夫婦でご来場くださって、ボクの音楽を聴いて下さいました。 ボクは上松監督のこの映画をなんとか観る機会はないものかと思っていましたところ、大阪の茨木市で上映されることを知り、ようやく観ることができたのです。 上松監督は、ボクより10歳年長。 テレビ朝日で「ニュースステーション」をご担当されていて、「報道ステーション」を立ち上げられた方です。 この映画は「戦争が人を狂わせてしまう」「国の為に自分が無くなってしまう」ことを、佐々木さんの病床での生々しい証言を引き出しています。 元特攻兵から戦争の記憶を引き出すことはとても難しいはずなのですが、上松監督とディレクターの御手洗志帆さんは、実に誠実に、そして巧みに、見事に引き出されました。 また、そのインタビューの中で「フィリピンで、日本軍に連れて行かれていた2人のフィリピン人女性を逃してあげた」という証言もあり、外国の一般の女性の強制的な連行があったことを知り、衝撃を受けました。 現在、ロシアがウクライナに侵攻し「日本にとっても対岸の火事ではない」との世論を多く聞くようになっていますが、やはり戦地では人は「異常な心理状態」になってしまう。 「戦争だけはやってはいけません」 ボクと杉田あきひろの「The NEO」からの戦争に反対するメッセージ曲は、「脱走兵」「リリーマルレーン」「或る兵士の唄」です。 ぜひコンサートやライブで聴いてほしいです。 最後に、当日配布された資料集の中から、この映画の参考文献や推薦書を掲示しておきたいと思います。 (1)「陸軍特別攻撃隊」上・下巻 高木俊朗著     新版1983年8月1日 文藝春秋刊 (2)「陸軍特別攻撃隊史」生田惇著      昭和52年12月20日 ビジネス社刊 (3)「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したのか」     鴻上尚史著 2017年11月20日 講談社現代新書刊 (4)「レイテ戦記」大岡昇平著     1971年 中央公論社刊 (5)「山中放浪」今日出海著     1978年 中央公論社刊

「未来」から生まれるもの

イメージ
ご存知の方も多いと思いますが、ボクは阪神・淡路大震災の被災者です。 1995年1月17日以来、人生観や音楽観がすっかり変わり、自分のための音楽から、人のための音楽へとその目的が変化しました。 そんな中、音楽家としてこの震災を後世に語り継ごうと思い「震災組曲フェニックス」を作曲しました。 第一楽章=混乱 第二楽章=鎮魂歌(レクイエム) 第三楽章=21回目の始まり 第四楽章=フェニックス(不死鳥) そして2015年1月17日にアルバム「フェニックス〜そして明日から〜」をリリースしたのです。 時は過ぎ、令和2年7月に兵庫県西宮市から幼少期を過ごした京都府宮津市に移住というか帰郷しました。 ボクの幼少期に比べ、人口がほぼ半減したこの街で、ボクが音楽家として為さねばならないことは 「宮津の未来」を音楽で語ること、あるいは「宮津の未来の担い手」に音楽で語りかけること ではないかと、実に48年ぶりの宮津で感じたのです。 そこで生まれたのが 「未来組曲」 なのです。 第一楽章=夢 第二楽章=明日へ帰る 第三楽章=海と虹の街「宮津」(歌詞付き) 第四楽章=未来へと続く道(歌詞付き)) この中の第三楽章と第四楽章は「未来の担い手」すなわち「子どもたち」に直接語りかけるつもりで作詞作曲しました。 この曲は、元NHK歌のお兄さんである「杉田あきひろ」にしか唄えないと思っています。 それは、彼はいま完全復活するために、彼自身「未来」を必死で模索しているからです。 7月17日には、みやづ歴史の館文化ホールで、宮津のキッズコーラスの子どもたちと杉田あきひろの共演があります。 杉田と子どもたちが唄うことにとても価値があると思います。 さて、「未来」を突き詰めて考えるに、宮津だけでなく日本全国、いや全世界・地球全体に思いを馳せらざるを得ないと思いました。 そして 「未来」を深めた結果、「平和」に辿り着いた のです。 折下、ロシアのウクライナ侵攻の真っ只中。 戦争は地球の未来を破壊する行為。 「未来」から生まれるもの、それは「平和」でなくてはなりません。 音楽家として「平和」を音楽で語っていくことが、「未来」を語ることと同時にとても重要だと考えています。 いま、 「平和組曲〜地球・平和・未来〜」 の制作中です。 また、もんどり打って苦しみ抜く日々が続きそうです。笑 ※ 画像は宮津の家についてるお地蔵さ

YouTube「たかりこチャンネル」に杉田が!

イメージ
久しぶりの投稿となりました。 ちょっと色々ありまして、疲れてました。。 気を取り直して、、、、 The NEOの相棒「杉田あきひろ」が、彼のお仲間の「 高知東生」さんと「田中紀子」さんのYouTube「たかりこチャンネル」 に出演しました!  https://www.youtube.com/watch?v=ucZh2dGy1GM ↑チャンネル登録と「いいね」をお願いします〜! The NEOのことや、このブログのことなどにも触れてくれています。 「依存症」に向き合っている方々が、 「日一日、真剣である」ことを改めて確認できる番組です。 杉田はじめ彼の仲間の皆さんは、たいへんな出来事を経験されましたが、そのことを転じて、依存症から脱却し、あるいはヒトとして向上するために、勉強をし、知識を深め、助け合っておられます。 ボクは、彼らを立派だと思うし、心から尊敬します。 巷では、彼らが経験したたいへんなことを、そもそも経験しないことの方が立派だ、という意見が散見されます。 もちろん、何事もなく、何事も起こさず、ある意味平凡に生きていくことは、それはそれで立派です。 しかし、社会や他者に迷惑をかけていない人がこの世に存在するでしょうか!? ボクから言わせると、 人間は生きて「息」をするだけで二酸化炭素を排出しているわけで(笑)。 要は 「人にかける迷惑をできるだけ少なくしょうね」 ということだと思っています。 また、法律は「ヒト」が作っているわけで、遵法精神は持ちながらも、法律の不完全さも知るべきです。 ネットが発達して、人のことを、匿名で、ボロクソに言う人も一般的にたくさん存在しますが「人は人を責めるべきではない」と思うのです。 但し、こうは書いているものの、ボクはあまりに不完全すぎる人間ですので、人のことをボロクソに言うことはありますが匿名ではありません。笑  ボクは彼らをもちろん応援するのですが、実は、それ以上に、圧倒的に、ボクが彼らから学ばせていただいているとしか言いようがありません。 杉田や高知さん、紀子さんを少しでも見習って真人間になりたいです。 The NEOで、ボクは杉田から学べて嬉しいです。

朗読とのコラボ

イメージ
東京から宮津に17日深夜に戻ってからの1週間は、宮津⇆西宮・神戸の往復が4回あるという意味不明なスケジュールになってしまっていて、もう目を瞑っていても片道120Km運転できそうです。笑) で、明日23日は神戸東灘区住吉の「うはらホール」のとこにある東灘文化センターでリハーサルなんです。 これは5月28日(土)に開催される「ピアノと声で伝える原爆」のためのもので、兵庫県被爆二世の会(不偏不党の団体)が主催され10周年記念の特別なイベントとのことです。 僕のマネージャーの鈴木さんが被爆二世ということで微力ながらご協力させていただくことになりました。 今夜は、台本を精査し、それぞれの場面で演奏する楽曲などをイメージしていました。 折下、ロシアのウクライナ侵攻の最中であり、プーチンが「核の使用」に言及したりしている中、今、このイベントの持つ意味と果たす役割は大きいと思っています。 今年は終戦の日の前日に、千葉の流山市でウクライナ支援のコンサートにも出演します。 戦争に反対する気持ちを楽曲で表現する場を相次いで与えていただいてとても嬉しく思っています。 また、コロナ前は、毎年広島をツアーで訪れていましたので、今年、もしスケジュールが合って、場所があれば、広島に「The NEO」で行って「戦争3部作」を演奏したいです。 このブログをお読みになった方で「呼んでやろう!」という方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。 さて、朗読とのコラボは過去に数えきれないほどやりましたが、中でも印象に残っているのは、佐川満男さんとのコラボでした。 西宮市内で長く教員・校長を務められた白井先生の阪神・淡路大震災の体験手記を佐川満男さんが読んで、僕とバイオリンのYu-Maが音楽をつけるというコラボでした。 佐川さんはNHK朝ドラ「カムカムエブリバディ」でもお馴染みの俳優さん(歌手)ですので、ほとんど朗読劇で、音楽や効果音の入れどころは実に緻密にリハーサルをしたのを覚えています。 今回のコラボは、皆さんが被爆二世の方々ですので、朗読し易いようにサポートを心がけようと思っています。 読者の皆様、5月28日(土)、ぜひご来場ください。 詳細がわかり次第、ご案内いたしますね。 ※画像は宮津の家の前のたんぽぽ。 地面に這いつくばって、かわいい花を咲かす花。雨の中、咲き誇る僕の大好きな「紫陽花」に通じるもの

TheNEO旗揚げライブのこと

イメージ
4月16日に南青山マンダラで開催しました「The NEO Start Up LIVE」に、ご来場及びご視聴くださいました皆様、また、全国で心の応援をしてくださいました皆様、 本当にありがとうございました! 「愛と信頼と平和」 で満たされた感動のライブとなりました。 ゲストとしてご出演くださいました青木英美・伊藤アイコ・上川ひろみのお三方と、サポートをしてくださいました渡辺剛・金子健のお二方には、心より厚く御礼申し上げます。 また、会場の「南青山マンダラ」の津山さんはじめ全てのスタッフの皆さんにも厚く御礼申し上げます。 最高のサポートをしていただいたと感じております。 相棒の杉田は、 人の心に染み込む素晴らしい歌唱をしてくれました。 ライブには、 音楽界・芸能界など多種多彩なお客様がご来場あるいはご視聴くださいました。 ここでは下記の2名を除く方々のご紹介は差し控えさせていただきますがとても嬉しかったです。本当にありがとうございました。 お客様のお一人で、 ボクの神戸東灘の本山中学の同級生T・Yさん が来てくださっていて、もうめちゃくちゃ嬉しかったです。 都内在住の彼女は人々のために様々なお仕事をされておられますが、プロデューサー業もお仕事の一つかと感じました。 ボクのマネージャーの鈴木さんと中学の時、同じクラスだったとのことで、これから様々なアドバイスがいただければ嬉しいです。 また、視聴してくださったお客様の中には、 壮絶な人生を歩まれてきた中、さまざまな方々のサポートをされているT・Jさん がいらっしゃいました。 彼女のことは、YouTubeの「街録チャンネル」で初めて拝見し、ボクはとても尊敬している方なのです。 これを機会にFacebookでお友達申請しましたところ、 そのお返事の中に 「私もあきひろお兄さんも必死で生き直しております。」 という一節がありました。 ぼくはその文章に触れた途端に涙が溢れました。 「必死で生き直す」・・・。凄い言葉です。。 彼らは周りには「必死」であることを決して見せません。 だけど、修羅場をくぐり抜けて、そして、生き直すのは並大抵ではないのですよ。 ボクは杉田の身近な人間の一人として、そのことはあらためて理解しようと強く胸に刻みました。 ボクは杉田とどちらかが死ぬまで「The NEO」を続けるにあたり、 「必死で生き直す」という